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上記のような症状で、痛くてつらい毎日で外へ出かけることも嫌になってしまわれる方が、高齢化社会を迎えてますます増えています。これは加齢により、股関節や膝関節といった下肢の大関節の軟骨がすり減り、痛みと共に脚が変形してきたことが主な原因です。
痛みのため立ち上がる際に両手の支えが必要になったり、長い距離を歩けなくなり、快適な生活をおくるのが難しくなります。特に階段の昇り降りでの差し込むような痛みに悩まされる方が多いようです。
いずれも軽いうちは投薬や注射、運動療法などのリハビリ、装具療法などで痛みがコントロールできますが、病気が進行してしまうと、それらの治療では痛みを取ることは難しくなくなります。
関節のいたんでいる部分を取りのぞき、金属やポリエチレンなどの人工関節に置きかえる手術です。
関節の痛みの原因となるものをすべて取りのぞくため、他の治療法と比べると「痛みを取る」効果が大きいのが特徴です。
人工関節の耐久年数は患者様の状態にもよりますが、およそ15年から20年と言われており、そのため耐久年数を過ぎた人工関節はとり換える必要があります。
そのため人工関節置換術は、60歳以上のご高齢の方を主な対象とした手術法とされてきました。
しかし近頃は比較的若い世代の方であっても、より快適で質の高い生活を尊重する傾向があることから、関節治療の一つの方法として選択されるケースが増えてきています。
次のような場合、患者さんによって多少違いはありますが、一般的に人工関節置換術の適応となります。
人工関節置換術には主に次のような効果があります。